大会長挨拶

2025年12月6日(土)、群馬県高崎市のGメッセ群馬にて、第35回日本リウマチ学会関東支部学術集会を開催させていただきます。
本学術集会のテーマは 「未来を紡ぐ ~若い力と共に拓くリウマチ学~」 です。群馬県は古くから養蚕業が盛んであり、世界遺産にも登録された富岡製糸場をはじめ、日本の近代化を支えた歴史を持つ地です。「繭と生糸は日本一」とも称されるこの地の伝統にちなんで、リウマチ学においても若い力と共に未来へ向けて一緒に歩んでいこうという思いを込め、このテーマを設定いたしました。
近年、リウマチ性疾患の診療・研究は飛躍的に進展し、分子標的治療の進歩、バイオマーカーの活用、新たな免疫調整機構の解明など、多くの知見が蓄積されています。これらの成果を臨床に確実に結びつけるためには、新しい視点を持つ若い世代の力が不可欠です。本学術集会では、リウマチ学の第一線で活躍する専門家と若手医師が一堂に会し、活発な意見交換を行うことで、新たな知見を共有し、次世代へと繋がる実りある学びの場を提供したいと考えております。
また、本学術集会では「How to treatセッション」や「よく分かるリウマチ学シリーズ(内科系・整形外科系)」、「ハンズオンセミナー」など、実践的なプログラムも充実させ、若手医師や専門医を目指す方々が、リウマチ診療の基礎から応用までを体系的に学べる機会を設けております。
本学術集会の開催地である高崎市は、群馬県の玄関口として発展してきた交通の要衝です。東京から新幹線でわずか約1時間とアクセスも良好で、会場のGメッセ群馬は高崎駅から約1kmの距離に位置しています。参加される皆様がスムーズにご来場いただけるよう、高崎駅と会場を結ぶシャトルバスを運行いたします。
本会を通じて、リウマチ学のさらなる発展と、未来を担う人材の育成に寄与できればと願っております。多くの先生方のご参加と活発な議論を心よりお待ち申し上げます。
第35回日本リウマチ学会関東支部学術集会
会長 廣村 桂樹
群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学分野教授